お福さま お福さま。快調だからと 下僕が自慢して 油断してるとその甘さを叱るように体調をお崩しになられる お福さま。夜、心配でなかなか眠りにつけないでいると「こら、どした?」と顔を近づけて 私の顔をじーっとみつめ、やがて私の腕や頬を舐めてくれます。私にとって、お姐さん的立場でいるんすかね、お福さま。私のために がっつり 長生きしてほしいのだ。頼むのだ。