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優しい傘



冷たい霧雨の中、傘を忘れた私は首をすぼめて信号待ちをしていました。

ふと、降り注ぐ雨が止み、
あれ?と振り返ると

小柄な年配の女性が傘を後ろから
差しかけて下さっていました。


「あら~、ありがとうございます~。」
「こういう細かい雨の方がぬれるのよ」
柔和な笑顔。

信号が青になり、
私の家は横断歩道を渡ればすぐそこ。

「お気をつけなさい!」の言葉に送られて
走りました。